気づけば年の瀬?!になっていました。
皆さま、身体を暖めてお過ごしでしょうか?
さて、恒例の【院生生活のぞき見👀】シリーズです!
第3弾は、修士課程1年生:ロールプレイ、病院実習、研究準備の秋🍂(10~12月)ですよ~
勉学
◇遺伝に関する科目◇
▶ロールプレイ(1回/3か月 ×2)
院生が一人ずつ順番に遺伝カウンセラー役を担当し、その都度他の人(教員や他の院生)がクライエント役を担当し、実際の遺伝カウンセリングのように一定時間遺伝カウンセリングをやってみるという演習形式の科目です。
私の大学院では、一人2回遺伝カウンセラー役を、1回クライエント役を担当します。
大学院によっては、M1全員で毎回のロールプレイを行うところもあるそうです。
みなさんの大学院ではどのようなロールプレイか、よかったらコメントで教えて下さい(*´▽`*)
ロールプレイ科目は1回につき3部構成で、「準備」「ロールプレイ当日」「振り返り」から成っています。
「準備」…遺伝カウンセラー役院生1人に教員等が2~3名ついて、遺伝カウンセリング計画や説明資料などの指導を受ける
「ロールプレイ当日」…教室関係者十数人に見られながら一定時間遺伝カウンセリングを頑張る(゜o゜)
「振り返り」…当日の録音データを聴きながら2場面を文字起こしし、言葉かけや態度をレポートで振り返る
つまり、1回のロールプレイに約1ヶ月関わるので、基礎的ではありますが、私も自分が担当した2疾患については一番勉強したかなという感じです📒
▶病院実習
10月から病院実習が始まりました🏥来年の9月末まで続きます(゜o゜)
私の大学院では3つの病院に行きます。1つは遺伝に限らず勉強のために数回行く病院なので、1年間通うのは2か所ですね。
最も頻繁に行く病院は、大きく以下のような流れで実習を行っています。
①自分がある症例に陪席することが決まる。
②遺伝カウンセリングを担当する臨床遺伝専門医と認定遺伝カウンセラーの方との打合せを行う(その資料作成も行う)。
③遺伝カウンセリングに陪席する。家系図聴取や情報提供など、一部を担当する場合が多い。
④終了後振り返りを行い、全てをもとに記録を作成し、保存する。
これが週2~3ほどあります(+o+)本格的に遺伝カウンセリングを生で学んでいる感覚です🥼
▶遺伝カウンセラーとしての知識・技術を身につけるための科目(通年、後期隔週)
前期から1月まで、遺伝カウンセラーに特化した講義があります。
受験勉強にも使用した遺伝カウンセリングのためのコミュニケーション論を中心に、遺伝カウンセリングに関する重要な場面や大切な要素について、ディスカッションを交えながら行うアクティブラーニング的講義です♪
拡大講義として、教員側が遺伝カウンセラー役(役と言えど本物!)をしてくださり、クライエント役やオブザーバ役を体験するミニミニロールプレイも行いました!
▶夏に紹介した科目①遺伝学の基礎 ←の演習科目(隔週)
例えば家系図であれば実際に書いてみたり、バリアントであればサイトを実際に動かして検索し評価してみたりと、遺伝学や遺伝カウンセリングに関する知識の演習を行う科目です。
UCSCやClinverを用いてバリアント評価を行ったり、割り当てられたシナリオについてのプレゼンを行ったりします。
年明けもあと少し続きます(‘◇’)ゞ
>>>前期と違い、目まぐるしくスケジュールが変動しています@@
◇遺伝以外に関する科目◇
▶医療倫理に関する科目
オムニバス形式で、医療倫理に関する講義がありました。
内容は、医療資源、移植、倫理委員会、終末期医療など・・・。
前期も倫理の基礎的な講義がありましたがガイドライン中心で、後期ではより現場や現状に沿って色んな事を考えさせられた時間になりました。
最後の授業で、医療倫理に関する何か(なんでも可)について一人15分程度プレゼンするので、内容を考えている年末年始です(笑)
▶質的研究の実践編の科目
質的研究の分析方法のうち、SCAT、フォーカスグループインタビューからのM-GTA/テーマ分析、KHコーダーについて、実際にやってみながら学ぶ講義がありました。
遺伝カウンセラー養成課程以外の研究室の方を含めた十数名が受講しており、特にSCATは2~3名のグループで何度も話し合いながら作業をしたので親しくなり、課題が大変ながらも充実していました^^
講義は終了を迎えたのですが、正直、これで修士の研究分析は大丈夫、とは言えない状況です><
ただ、質的研究がどういうものなのかをざっくり知れたことと、研究室外に知り合いができ、今後研究で悩んだ時相談させてもらえそうな方(自分は相談をする立場(;’∀’))とも繋がれたことが実りだったと感じています。
「遺伝」のことを考えている時間が多い日々の中で、多種多様な年代やバックグラウンドの方と他愛のないおしゃべりができる貴重な機会でもありました(^^♪
▶医療×科学についての科目
完全オンデマンド講義で、自分の他にどんな人が受講しているのかが一切分からない(笑)上に、医療×科学についての最先端の内容をall Englishで聴きall Englishの設問に答えてレポートを提出するという、不思議な科目でした。
はじめ、完全英語で(教員は日本人なのに!)日本語に翻訳してみるなどあれこれ試行錯誤していたのですが、ものによっては英単語のまま理解した方が分かりやすい(気がする)ものもあり、頭を悩ませながらなんとか課題を終了させました。
英語にビビっていますが、論文は英語ですし、ビビっている場合ではないなあと痛感しています・・・(‘Д’)
>>>これらの講義は隔週だったりオンデマンドだったりしたこともあり、正直、ロールプレイや病院実習に埋もれていましたね…苦笑
◇研究(修士)◇
私の大学院ではM1後期からテーマ決定に向けて情報収集や先行研究調査を少しずつ始めます。
私はまだしっかりテーマが決まっていないので、焦っています@@
その他(授業外の活動)
学会等(オンライン)
●日本人類遺伝学会第66回大会 第28回日本遺伝子診療学会大会 合同開催(10/14~11/30)
●第19回全国遺伝子医療部門連絡会議(10/16-17)
●第3回ゲノム交流会(11/29)
●第7回日本産科婦人科遺伝診療学会(12/17-18)
学内行事(オンライン)
●同窓会
以上がM1後期の秋でした!
皆さまの大学院ではどんな実習や講義が行われているかについても、コメント等で教えていただけると嬉しいです!
前期と比べてスケジュールが目まぐるしく変化しているので、年明けから日記のような連載をやってもいいかな~なんて思っています。
凝ったことはできませんが、遺伝カウンセラー養成課程のある大学院を目指している方や入学前の方、学生生活をより具体的に想像したい方の参考になるかな?
ところで、書いていたら年を越してしまいました✨
皆さま、あけましておめでとうございます🎍
今年も当ブログをどうぞよろしくお願いいたします🍂
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