【番外編】臨床検査技師国家試験対策のお話もしちゃう

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 プロフィール(自己紹介)にもちらっと書きましたが、臨床検査技師の国家資格を取得しました。
 番外編ではありますが、対策のことをちらっと書きたいと思います。

 複数の試験を同時にこなすことが苦手な私は「8~9月までは院試の勉強だけをして、終わったら国試勉強に本腰を入れる」という過ごし方をしました。おかげで、最後の最後までハラハラした受験生活でした(直前に焦らなくてもいいように知識を積み重ね、安心して合格するのが理想だと思います…)。
 そんな私がどんな勉強をしたのかを紹介します( ;∀;)

【この記事はこんな方向けです】
注目模試でなかなか合格点に届かず、不安になっている
・院試も合格したいけど、国試も受からないと・・・!と焦っている
・将来臨床検査技師の国家試験を受ける予定だけれど、どういう勉強をしたらいいか分からない
※逆に、こういう方には向いていないかもしれません※
・模試などできちんと合格点を越えていて、本番まで適宜調整すれば合格しそう◎


1.私の実際の点数////

 私が国試勉強に本腰を入れ始めたのは9月中旬頃からです。
 模試は悲惨なもので…

第1回 2020/09/11実施 76/200   点
第2回 2020/11/12実施 95/200   点
第3回 2020/01/06実施 110/200 点
 つまり、本番まで一度も合格点(120点)を越えたことが無かったわけです( ゚Д゚)
 最終的に余裕で合格するような同級生でも第1回は合格点を越えにくいのですが、第2回には120点に迫り、第3回には合格点をしっかり越えて本番に臨む・・・という友人が大半だったため、毎日モヤモヤしていました。

 しかし!

本番  2020/02/17実施 151/200 点🌸
 
 元々何につけても遅咲きではあるのですが、本番まで1度も合格点越えの景色を知らないというのは結構堪えていたので、とても嬉しかったです。点数は特段高くもないですが、合格点を越えたので良しです( ;∀;)

2.勉強法

  1. 同級生の勉強法【問題集を活用】

①市販の国試問題集を買う📓
例:
・臨床検査技師国家試験問題注解 〇〇年版
・臨床検査技師国家試験問題集 〇〇年版 デスクトップアプリ・電子版付
・臨床検査技師国家試験問題集 解答と解説 〇〇年版

②問題集を解きながら、その都度まとめたいところだけを大きな付箋に書き、貼っていく
③付箋では収まりきらない場合はルーズリーフ等にまとめる
④問題集1冊を仕上げる要領で勉強していく◎

  2. 私の勉強法【ノートを活用】

①ノートを10冊用意する

②過去問10年分を印刷し、全問題を切り取り、10科目に分ける
臨床検査総論  :1~10 (10問)
臨床医学総論  :11~15 (5問)
臨床生理学    :16~28 (13問)
臨床化学    :29~44 (16問)
病理組織細胞学  :45~58 (14問)
臨床血液学    :59~67 (9問)
臨床微生物学  :68~78 (11問)
臨床免疫学   :79~89 (11問)
公衆衛生学    :90~94 (5問)
医用工学概論  :95~100 (6問)
の10科目(近年の出題順です)

③科目の中で類似問題を集め、類似グループごとにノート上部に貼る(この時、下部or隣のページは空けておく)

④③で空けたところに、教科書や授業プリントを用い、問題を解くために必要な内容をまとめる
↑ここまでが準備(これが4か月くらいかかりました)

※実際のノート 臨床血液学

☚③④こんな感じ

⑤まとめ欄を隠し、問題だけを見て解けるように何度も解く

⑥最終的には、10年分の過去問を、グループごとでなく通して解けるように何度も解く(実際は15年分通しました)

※まとめる時のポイント
 選択肢の裏解答(5つの選択肢をすべて正しい記述に直す)を、すべての問題に対して行えるように、答えだけでなく、理由や機序も記載する。
※過去問10年分の理由
 実際、ここ2,3年の過去問が大事、と言われます。確かに、あまりにも古すぎると出題傾向が異なっていて混乱してしまうかもしれません。
 ただ、かなり昔に出た問題が、答えを変えずにほぼそのまま出題されることが稀にあるのです。もし、極めて似た問題が出れば、秒で解けて嬉しい上に時短にもなるので、まだ本番まで時間があるなら一度目を通しておくに限ります!


FAQ①
Q. このグループ化作業を、国試対策問題集がやってくれているんじゃないんですか?
A. はい、仰る通りです。グループ化作業までが終わったものが、問題集です(笑)
FAQ②
Q. あれ?模試は?
A. そうですね。模試のことを少し書きますね。
メリット
・本番の練習ができる(時間配分、解く順番、マークシートetc)
・アウトプットの場になる
デメリット
・本試に出なそうな、マニアックな問題がちらほらある
・過去問の傾向とは少々異なる(気がする)
⇒したがって、解説を理解する程度のやり直しはしましたが、ポイントを押さえたと思ったら模試は置いといて、過去問をひたすら勉強していました。同級生も、模試より過去問重視だったかな。

3.それぞれのメリット/デメリット

【問題集を活用】

メリット
グループ化が済んでいる
解説つき
・もっともっと昔の問題が収載されていたり、オリジナル問題が入っていたりする
オリジナル模試がついているものもある
デメリット
・解説があるので読むだけで分かった気になりやすい
・まとめたいことが多いと付箋だらけになる
・問題集やルーズリーフなど、まとめが一か所に集まっていない
 
 
【ノートを活用】
 
メリット
・グループ化も一から自分でするので、自分で問題集を作っているのと同じになり、頭に入りやすい
まとめたり、付け加えたりしやすい

・授業プリントや自分で書いた図や絵を、広々と貼ったり書いたりできる
・(科目ごとだが、)1冊の中に過去10年分の問題とまとめが集結している(本番もノートだけを持参)

・問題集代が浮く
デメリット
・グループ化&まとめに、まぁぁぁぁぁ時間がかかる(私は4か月くらい。1~3年のうちからやっておけば良かった)
・どこを調べてもどうしても裏解答が作れない場合に困る(友人に、問題集の解説を見せてもらっていた)
・当然、オリジナル問題やオリジナル模試はないので、類似問題演習はできない

4.まとめ

 私は、解説があると分かった気になったり、理解が浅かったりしたので、ノートを作りました。裏解答は【ある → ない】など単純な場合もありますが、その理由や機序まで深く理解しておかないと、緊張も伴う本番、少し言い方を変えられただけで難しく感じることがあります。
 グループ化は少々手間がかかりますが、カテゴライズから自分でやっているわけですから、本番では、”何冊目のノートのどこどこのページにこういうことをメモしたな”、というようにありありと思い浮かべることができました。また、院での勉強で確認したいことがある場合も重宝しています(例えばビタミンKが出てきた時、臨床血液学 の血液凝固のページで復習)。学部で勉強した内容がギュッと詰まった、一生捨てたくないノートになりました。

 グループ化に時間がかかる件ですが、もう本番までそんなに時間がないよ…!という方は、問題集を購入し重要事項だけノートを作るなど、両者のいいとこ取りをするといいかもしれません。もしくは過去問5年分にするなど、工夫してください。

 要は、
🌸模試の点数は、そこまで重く受け止めなくて良いと思う
🌸それより、過去問の裏解答が完璧にできるように丁寧に知識をつける
🌸本番までの日数や自分の性格と相談し、自分に合ったやり方で勉強する
 ことが大切かなと思います(*‘ω‘ *)

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