臨床検査専攻大学生が遺伝カウンセラー養成大学院に合格するまで

遺伝カウンセリング

《》は心の声です。お楽しみください(*’▽’)
アンダーライン: 院試 国試

大学1年生


 入学式から2,3日足らずのある日、先生から大学病院検査部の一室に連れていかれ(1年生全員)、機械が敷き詰められた部屋に検査技師2,3名という光景を前に、「君たち進路のことよく考えなよ」と言われる。《まだ入学したばっかだよ…!》

 私自身はというと、医学にものすごく興味があったわけでも、臨床検査にものすごく関心があったわけでもなかったため《なんと…》、1年生の初っ端からずーっと、「将来どうしよう」と考える。方向性として、もっと人と話すような仕事に就きたいとは思っていたが、臨床検査技師からどうやって繋げようかと悩む。ひとまず先生方にインタビューして、どういう経緯で今の職に就いたのかを聞いてみようと思い《高校の時点でやるべきでは(笑)》、担任の先生(臨床検査技師)の話を聞きに行く。

大学2年生


 インタビューは続き、2年次には5名ほどの先生と話す。それぞれ話した内容は違うが、1つ、インタビュー活動で気づいたことがある。それは、私が今しようとしているような、目的地を決めて進む!という歩み方をした先生は少なく、多くの先生方が、”今自分がやっていることにその都度集中していたら、縁や運により仕事内容や役割が変わっていき、今の仕事に辿り着いていた”と仰っていたことだ。もちろん、ある程度やりたいことや方向性は決めていただろうが、「今に集中型」が多くて、インタビュー活動によりさらに戸惑う”(-“”-)”

 この頃、遺伝学の講義で、遺伝カウンセリングという概念を知る。ちらっと出てきただけだったので、「そういうのがあるのかあ」くらいの感想だったが、人と話すような仕事に就きたいと思っていた《take2》ので、脳みそがピクッと動いた感覚はあった。

 しかし、2年後期は検査実習が夜21:00近くまである(日もある)など、レポート&テスト祭りも開催されていたので、進路には一旦冬眠してもらう(-_-)zzz

大学3年生


 進路の話題を叩き起こし、これまでの活動を振り返り、唯一脳みそがピクついた遺伝カウンセリングについて、本格的に調べ始める。大学に認定遺伝カウンセラー兼看護師の先生がいらしたため、インタビューを決行する《インタビューばっかり!》。先生の案内で、遺伝カウンセリングの学会ではないが、母性衛生学学会学術集会に参加し、遺伝の話は特に興味を持って聞く。

 認定遺伝カウンセラーという職種を目指したい思いが強まった夏、大学院情報収集活動を開始し、ブログを参照したり、昨年の募集要項を見たりしながら、志望校をだいたい決める

 ひとまず、第一志望の院試に必要な参考書を購入する。TOEICを提出する大学院がいくつかあったので、思い切ってスタディサプリENGLISHのパーソナルコーチプランに申し込み、TOEICの点数を一生懸命上げる(関連記事はこちら)。3年はアルバイトを頑張った時期でもあったが、このパーソナルコーチプランのおかげでバイト代がほぼ消える(‘;’)

 第一志望については現地へ教授面談に伺う。この時点で志望理由書が必要であったため、時間をかけて仕上げる(この時にある程度を仕上げたことで、願書送付時に焦らずに済みました)。当日は緊張しすぎて予定時刻(夕方)までおなかがすかない。終了後、現地の友人と会い、食欲が戻る。

大学4年生(受験生!)


3年生2月半ば~4月頭:
 春休み。第一志望の院試の勉強をひたすら行う。参考書を読むだけでは定着しないと思ったので、Wordでまとめたり、自分なりに穴埋めテストを作って、何も見ずに解けるまで勉強する。当時、院試解答を作成してくださっているブログがあり(今は閉鎖されています💦)、どっぷりお世話になる。とはいえ、何度見直しても自信はつかない日々を悶々と過ごす(‘_’)
 志望校については、国公立大学養成大学院のほぼ全ての教授にメールさせていただき、zoom等でその研究室の特色や院試のお話を伺う。どの先生も丁寧に対応してくださり、感動する。SNSでDMした方々もいつも親身になって回答してくださり、感動しっぱなしの日々。

4月~7月:
 zoom開催のオープンキャンパスや説明会にすべて参加する。募集要項が出たら日程や書類を確認し、特徴を表にまとめ、最終的な受験校を決定していく受験予定の大学院を中心に、オンライン教授面談をしていただく国試のことが気になりながらも、性格上どっちつかずになりそうだったため、とにかく院試に集中する。《どちらも並行してできるのがベストですよね・・・冷汗》
 この時期に、ブログメンバーであるmonさんと出会う♡

8月~9月:
 まず第二志望の入試を受ける。面接では緊張しすぎて自分が何言ってるか分からないまま終了。反省のオンパレードだったので、それを生かして第一志望を受ける
 しばらくして、第三志望の受験会場に向かう途中に第二志望の合否が発表され、受験番号を見つけて、電車の中で一人歓喜する。電車をすぐさま降りて帰宅する。
 第一志望の合格発表日は、まさかの第1回国試模試の日(´-ω-`)しかも模試時間中に発表時刻が来る。正直模試どころではない。終わってすぐトイレでスマホをONにし、一旦落ち着くためLINEを開く・・・と、先に合否を確認した友人🐼から合格者一覧のスクショ(私の受験番号に赤丸)が来ており、合格を知る。嬉しすぎて少し涙する。頑張って良かった…と思う。

9月半ば~3月半ば:
 院試については、zoom説明会が多かったこともあり、国公立大学のほとんどの説明会に参加した私にしか発信できないことがあると思い、10月頃からブログを始める。ブログの種類として、WordPressを始めるにあたり背中を押したのは、例の、先に合否を確認した友人🐼である。
 勉強については、国試勉強に切り替える。《もう少し院試合格に浸らせて…》知識がゼロに戻っている科目もあり、絶望し焦りながらも自分なりの勉強方法で着実に勉強を進める。卒論の研究室が同じで、模試で常に私より40点高い友人と一緒に勉強していたため、分からないことは教えてもらい、ぐいぐい引っ張ってもらいながらなんとか(合格点に)追いつこうとお勉強。息抜きも挟みながら、充実した受験勉強生活を送る。

3月某日:
 国試当日。とにかくマークミスにだけは気をつけながら解き切る。《模試ではすべての回でマークミスあり。皆さん気を付けて!!》見直しを体感100回くらいする。難しくて死にそうというほどもないが全く自信がないまま終了。
 後日、解答速報でなんとか合格点は越えてそうで半分安心。正式合格が出た日に一安心し、院試と国試がようやく終わった感覚をget( ;∀;)

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以上です!
今はM1前期を奮闘しております!
勉強内容は難しいことも多いですが、私は自分のやりたいことから学部選択をしたわけではなかったこともあり、大学院で初めて真にやりたいことを勉強できていて、とてもありがたいです。

臨床検査技師の国家資格は、無いと院試が受けられないとか、遺伝カウンセラーとして働けないということは決してありませんが、4年間勉強したことの証として、また、今受からなかったら一生受けない(受からない)、という思いで勉強していたことを思い出しました。

色々な考え方があり、様々なバックグラウンドの方がいらっしゃると思いますが、こういう経緯で遺伝カウンセラーを目指す人もいるんだなあと思っていただければ幸いです🌸

mie🍀


 
 

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