遺伝カウンセラーの就活(病院就職のとっかかり)

遺伝カウンセリング

こんにちは🌸
遺伝カウンセラーとして入職し、早1ヶ月が経とうとしているmieです。
つい最近まで、院内で何度も迷子になるレベルだったのに、最近は考え事をしながらでも足が動くようになり、生活リズムもなんとなく定まってきた、、、かと思えば、もう4月が終わりそうです(‘;’)

さて、特にM2さんはこれくらいの時期から
「そろそろ就、、、活、、、?した方が良いんじゃ…?」
と思い始めるのではないでしょうか。
私は研究や実習に追われながら、
((誰も何も言わないけれど、たしか就活もあったような、、、?いや、一番大事なのでは。))
とざらざらした気持ちになっていた記憶があります。

そこで、自分の経験に沿う形で、
遺伝カウンセラーの就活はパターンがいっぱいあって、たぶん一般的じゃないよ!(笑)
ということを伝えるべく、就活のとっかかりについてまとめてみようと思います。
(検査会社や企業、その他選択肢ももちろんありますが、私が経験しなかったので、医療機関への就活に特化した情報でお許しください。)

本題に入る前に~遺伝カウンセラーの病院就活の特徴~

1⃣一言で言うと「営業」
まだ認定もされていないのに、、、経験も武器もないのに、、、営業できることなんてないよ、、、(´;ω;`)という感じですが、「自分から動いて自分から掴みにいく」、それが遺伝カウンセラーの就活です。
大々的なインターンや説明会は基本ありません。
話を聞いてみたい病院には自ら連絡をして、時間を取っていただくことが多いです。
自分から「今年は募集しますか?」と聞くところから始まることも珍しくありません。
更に、新卒も、既卒の転職等と同じ土俵で就活しなくてはなりません。

2⃣就活のピークが秋冬🍂
遺伝カウンセラーの就活は、一般的な就職と比べ、約半年ほどスタートダッシュが遅めです。(正確な理由は分かりませんが、遺伝カウンセラーの認定試験は毎年9月で、合否は10月頃に分かり、場合により雇用状況が変動する可能性があることも関係しているのではないかと個人的には思っています。)
従って、夏はおろか秋冬になっても就職先が決まっていないということも珍しくありませんから、自分を責める必要は全くないです(*‘ω‘ *)
ただ、いつ求人が出るかは実は病院によってまちまちで、春夏に出るところもあるので、「遅いよ(だから就活も秋ぐらいからでいいよ)」という言葉を鵜呑みにせず、定期的にチェックしておく方が無難かもしれません😅

3⃣希望条件(2つ以上)が叶いにくい
例えば宿泊施設を探す時、「場所」「サービス内容」「価格」などで条件検索すると、該当の施設が一覧で表示されますよね。
しかし遺伝カウンセラーの就活では、例えば「場所(地域)」にチェックを入れた時点で2,3個に、更に「サービス内容(領域)」を追加すると1個あれば御の字で、0になってしまうことも少なくありません💧
私は就活前、10名弱の先輩にインタビューしましたが、まずいくつか条件を挙げ、最終的にどうしても譲れない1つを軸に、ある程度の割り切りをしている方が多いイメージでした。
日本全国を見渡すと、求人自体は無いわけではないのですが、(遺伝カウンセラーに限らず、)どこでもいいし何でもいいわけでもない、という点との相談が必要になってくると思います。

では、就活のとっかかり=「どこから求人情報を得るのか?」について、大きく5つ紹介します♪

1.リクルートサイトに掲載される公募
※少ないが、病院が切に求めている可能性が高い

”就活”と聞いてまず思いつくのは、やはりリクルートサイトですね。
①インターネットで「遺伝カウンセラー 求人」などで検索
②メールお知らせ登録
ただ、体感ですが、サイトに掲載される求人はそんなに多くない気がしました。
一方で、リクルート会社のサイトに載せるほどに病院が遺伝カウンセラーを欲しているのでは?!なんて思っていました。

2.1.には掲載されない公募
※数も多く、結構有効かも

①Googleアラートで「遺伝カウンセラー」などの用語を登録しておき、求人情報がメールで届くようにしておく
②定期的にインターネットで「遺伝カウンセラー 求人」で検索し、公募が出ていないか随時チェック
遺伝カウンセラーの枠は各病院に数名で、募集人数も若干名(という名の1名前後)、そこを全国の養成課程の学生やCGCさんが受験し「決まり次第締め切」られるところも多いので、知らない間に公募が出て知らないうちに誰かに決まっていた、なんてこともあります。
毎日チェックするのは大変なので、メールお知らせ機能で網は張っておきましたが、たまには直接検索で一本釣りに出かけた方がいいかもしれません。

3.認定遺伝カウンセラーの先輩からの紹介
※2.と被りもあるが、確実性高いかも

既に遺伝カウンセラーとして働いている先輩は既に現場に身を置いており、求人情報も学生よりは耳に入りやすい環境にあるため、相談してみることもおすすめです。
就活生側から「この地域でこういう領域で探しているんです」と伝えると、求人情報ではなくとも、合致する環境で働いている知り合いに繋げてくださる場合もあります。

4.大学院や実習先の先生からの紹介
※2.3.と被りもあるが、確実性高いかも

3.に似ていますが、遺伝業界の第一線にいる臨床遺伝専門医の先生方は先生同士の繋がりや病院同士の繋がりで情報を持っていらっしゃる場合があります。興味のある領域や地域だけでも伝えておくと、知り合いの先生に聞いてみてくださるなんてこともあります。
(この点で、実習先が複数ある養成課程は羨ましいなと思っていました。実習先の病院で「この病院興味ない?」と声をかけられてそのまま就職した人もいるみたいです。)

5.学会会場≒就活会場 ※病院側も営業

年間を通して、「認定」遺伝カウンセラーを「認定」している学会:日本人類遺伝学会や日本遺伝カウンセリング学会、他にも様々な学会やセミナーが全国各地で開催されており、学生も参加できます。
特に秋冬にある学会では、学生はduckに見えるのか、名刺交換のたびに「就職決まってる?」と聞かれ、決まっていないと「〇〇病院なんだけどどう?」と声をかけていただけることもあります。
コロナ禍前はそれがもっと顕著で、学会会場に病院のパンフレットが置いてあることもあったみたいです。

最後に…
2022年度の求人概要(mie調べなので実際はもっと多いと思われます)

全体数:43
※内訳※
【情報源】
1.2.で知れた情報:34(企業:1)
3.のみで知れた情報:9
【領域】
総合病院:36(病院名的には総合だが、遺伝で扱っている領域は絞られているところも含む)
専門(がん、小児など)病院:7

なお、2022年度の1.2.で知れた内容=公募があった病院について、
・どんな病院があったか知りたい
・この地域/領域/給与etc.でどれくらいあったか知りたい
などあれば、ご連絡いただければ可能な範囲でお答えします♪

本日も読んでいただきありがとうございました(´▽`)

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